2009.11/08 [Sun]
【こどもの育ちを支えるあなたへ】まっさらな雪道を歩くのは,…
本日のつぶやき。
まっさらな雪道を歩くのは,踏み固められた道を歩くよりも進みにくいけど,
自分のために,そして後ろに続く誰かのために,
一歩一歩自分の足跡を残しながら目指す場所へ向かっていくのもいいよね♪
。o○o。+。o○o。+。o○o。+。o○o。+。o○o。+。o○o。+。o○o。+
今日は研修会のため,丸一日隣町へ出掛けていました。
自閉症スペクトラムの支援に関する研修会。私がとても尊敬している児童精神科医の先生が県外からはるばる来てくださったので,どうしても聴きに行きたかったのです。
自閉症スペクトラムに対する医療的支援の話になったとき,先生がこんなことをおっしゃいました。
「発達障害の専門医は日本中で不足している。こんなにも発達障害が注目を集めるようになったのは最近のことだから,発達障害の診療を行っている医師も若い頃大学などで指導を受けたわけではなく,それぞれが独学で知識や情報を身につけているのが現状。だから,正直言って日本のどの地域も発達障害に対する医療には個人差が大きいと思う」
うーん,本当におっしゃるとおり。
私の住む地域でも,発達障害を持つ患者さんを進んで引き受けそうな医師の顔って数名しか思い浮かばないですね…。
そして,患者さんたちから噂を聞くと(患者さんのなかには,その数少ない医師たちを何人か受診してみているというかたが案外多いのです…),えぇ?,あの先生そんなふうに説明なさるのね?!なんてびっくりすることもあったりして。もちろん,ほかの先生方が私の診療スタイルをどんなふうに受け止めていらっしゃるかはまったくわからないのですけど。
発達障害特性は一生変わらず持ち続けるもの。
だから,自分の持ち味として少しでも前向きに受け止めてほしいし,そういう特性のある自分を好きだと感じてほしいし,卑屈になったり投げやりになったりせず,自分を活かすコツや守るコツを身につけて元気に過ごしてほしい。
患者さんご本人に最初に診断を伝える者として,自分のその思いだけは絶対に忘れずに患者さんと日々かかわらせていただこうと思っています。
診療技術は自力で身につけていくしかないけれど,今日のような研修会で自分の基本姿勢を再確認できるのはとてもありがたいこと。
ちゃんと患者さんのお役に立てるような自分なりの診療スタイルを試行錯誤しながら築き上げて,私が今日先生から教えていただいたように,私も次の誰かに伝えるべきことを伝えられるように…そして支援の輪を少しずつでも広げていきたいなぁ,と思いました。
まっさらな雪道を歩くのは,踏み固められた道を歩くよりも進みにくいけど,
自分のために,そして後ろに続く誰かのために,
一歩一歩自分の足跡を残しながら目指す場所へ向かっていくのもいいよね♪
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今日は研修会のため,丸一日隣町へ出掛けていました。
自閉症スペクトラムの支援に関する研修会。私がとても尊敬している児童精神科医の先生が県外からはるばる来てくださったので,どうしても聴きに行きたかったのです。
自閉症スペクトラムに対する医療的支援の話になったとき,先生がこんなことをおっしゃいました。
「発達障害の専門医は日本中で不足している。こんなにも発達障害が注目を集めるようになったのは最近のことだから,発達障害の診療を行っている医師も若い頃大学などで指導を受けたわけではなく,それぞれが独学で知識や情報を身につけているのが現状。だから,正直言って日本のどの地域も発達障害に対する医療には個人差が大きいと思う」
うーん,本当におっしゃるとおり。
私の住む地域でも,発達障害を持つ患者さんを進んで引き受けそうな医師の顔って数名しか思い浮かばないですね…。
そして,患者さんたちから噂を聞くと(患者さんのなかには,その数少ない医師たちを何人か受診してみているというかたが案外多いのです…),えぇ?,あの先生そんなふうに説明なさるのね?!なんてびっくりすることもあったりして。もちろん,ほかの先生方が私の診療スタイルをどんなふうに受け止めていらっしゃるかはまったくわからないのですけど。
発達障害特性は一生変わらず持ち続けるもの。
だから,自分の持ち味として少しでも前向きに受け止めてほしいし,そういう特性のある自分を好きだと感じてほしいし,卑屈になったり投げやりになったりせず,自分を活かすコツや守るコツを身につけて元気に過ごしてほしい。
患者さんご本人に最初に診断を伝える者として,自分のその思いだけは絶対に忘れずに患者さんと日々かかわらせていただこうと思っています。
診療技術は自力で身につけていくしかないけれど,今日のような研修会で自分の基本姿勢を再確認できるのはとてもありがたいこと。
ちゃんと患者さんのお役に立てるような自分なりの診療スタイルを試行錯誤しながら築き上げて,私が今日先生から教えていただいたように,私も次の誰かに伝えるべきことを伝えられるように…そして支援の輪を少しずつでも広げていきたいなぁ,と思いました。
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