児童精神科医NINAの休憩室

m3のblogからお引っ越ししました。児童精神科医NINAのblogです。 今は児童も成人も診させていただいている,地方の勤務医です。 日々思ったことを自由に書き留めてみようと思います。 コメント大歓迎! ですが,レスが遅れることがあります。どうぞご了承ください。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【もっと元気に,もっとHAPPYに♪】 自分がいいと思っているものは,…

本日のつぶやき。


自分がいいと思っているものは,独り占めしていたらもったいない。
みんなに伝えて,どんどん広めていきたいな。


。o○o。+。o○o。+。o○o。+。o○o。+。o○o。+。o○o。+。o○o。+



先日,ある研修会の講師をさせていただきました。

テーマは「親面接の方法論」。

こどもさんの診療を行っていると,“症状”を出していたり“問題行動”が見られたりするこどもさん(=患者さん)自身には精神科治療を受けたいというモチベーションがないにもかかわらず,まわりのひとは困っていて受診させたいと考えている,というケースがしばしばあったりします。

診察室へ親御さんしかいらっしゃらなくて,でも親御さんはとっても困っておられたり心配しておられたりする…そんなとき,どのようにご相談をお受けしていくか,というような内容でした。

もちろん,幻覚妄想バリバリの状態だったり,拒食症で重度の飢餓状態に陥っていたりする場合はいずれどうしてもこどもさん本人に対する直接の医療が必要になってくるけれど,そこまでの状態でなければ親御さんだけとお会いしながらこどもさんご本人の症状が好転することも案外多かったりするんですよね。

そのために絶対に必要なのは,親御さんの協力。


こどもさん本人をいつもいちばん身近で見てたくさんの情報を持っているのは親御さん。

そして,私たちが直接こどもさんに会えない分,こどもさんと直接関わるチャンスのある親御さんからこどもさんへ介入していただくようにお願いすることになるわけで。


どうすれば親御さんのチカラを最大限発揮していただけるか,ということがとても大切…って私は思っています。

といっても,私が思いついたわけではなくて,心理療法の師匠にたたきこまれたことなのですけどね。


こどもさんが“患者”として受診された場合,親御さんがその原因として槍玉に挙げられるなんてことも起こりやすいけれど(たとえば「母親が過干渉だからこどもが不登校になった」とか…),事情も大してわからないくせにそうやってお母さんを責めたってなにひとつとしていいことは起こらない。

お母さんのこれまでの苦労と努力をねぎらって,元気を取り戻してもらって,これからもまたこどもさんに自信をもってしっかり関われるようになっていただく。

そして,お母さんの負担にならないような,そしてこどもさんにとって効果的であるような関わりかたを一緒に考えていく。

そのためのコツを研修のなかへ盛り込んでみました。


お互いに無駄な苦労をせず,効率的に,効果的にこどもたちを元気にしていくためにどうすればよいか。

それを一緒に考えていけるようなチームを親御さんと結成できたらいいな,と私はいつも考えています。


…そんな思いがうまくお伝えできていたらいいな♪

スポンサーサイト

*Comment

大変なお仕事です。

今日のブログを読んでいて、思いました。
これって、私たちの仕事でいえば、最初から何か問題やクレームにつながるケースになる確率がもっとも高いお客様との打ち合わせじゃあないか・・・って。
ごめんなさい。言葉が足りないので、上手く言えませんが、つまりマイナスからの出会いをプラスやイーブンに持っていくっていう難しいお仕事ですよね。
小手先のテクニックだけでは到底無理な・・・。
私のお客様である場合、上手くいってイーブンです。
多分、お客様に不満が残ります。
それは、私という個人に問題が無い場合でもです。
だから、すごく大変なお仕事だと、改めて感じました。
最後まで、多分上手く伝えられなかった気がします。
決して、悪い意味で例えたわけではありませんので、
ご了承ください。
  • posted by powaro
  • URL
  • 2009.11/30 18:18分
  • [Edit]

なるほど…

ありがとうございます。

困りごとを抱えて診察室を訪ねてくださったお母さんに「とにかくお子さんを連れてきてもらわないことにはどうにもなりませんね」なんて言ってしまうと,「それができないから困ってるんじゃないですか!」って怒らせてしまうかも…(そういう対応をする精神科医は結構いますけど)。

ビジネス場面でのクレーム処理のことは全然わからないのですが,相手の立場を思いやって,来てくださったことをねぎらって,それからこちらにできることの限界をお伝えしながらそれでも実行できそうなことのプランをお話したり…という基本の流れがあり,そのなかにいろんなテクニックや知識を織り交ぜる…って整理してみると,結構似てますか?
  • posted by NINA
  • URL
  • 2009.11/30 23:02分
  • [Edit]

NoTitle

母親一人で来院するケースは、やはり少なくなかったです。
一人で悩まれてる方が多いので、まずは父親にも関心を持ってもらい
そのうち子ども本人にも来院してもらえるように
アプローチしていかなければなりませんが
(悠長なことを言ってられない緊迫したケースも中にはありますが)
「子どもを連れてこなきゃ話にならん」なんて言って
切り捨ててしまう医師もいるんですね(困)
親御さんと話をすると、Sだったり躁鬱だったり
自身に治療が必要な方もいて、児童精神科の知識だけじゃなくて
成人向けの技術も必要不可欠だなと感じさせられました。
  • posted by 熊子
  • URL
  • 2009.12/01 09:35分
  • [Edit]

ありがとうございます。

そうなんですよね。お母さんおひとりでいらっしゃっても,できるだけ本人も含めてほかのご家族も巻き込みたいし,でも今の時点で来てくれていないことを責めたくもないし。
時間的余裕があれば,来てくださっているひとを起点にほかのご家族とも関係づくりを丁寧にしていきたいと思っています。

親御さん自身への精神医学的配慮も欠かせませんよね。同一主治医というのはちょっと難しいかも知れませんが,信頼できる受診先をお勧めしたりする必要が出てくることはありますから…。
  • posted by NINA
  • URL
  • 2009.12/02 00:42分
  • [Edit]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 現在非公開コメント投稿不可です。

右サイドメニュー

Banners

児童相談所全国共通ダイヤル
平成21年10月より,児童相談所
全国共通ダイヤルが設置されました。

Twitter友達のブログバナーです♪
なかじ母と子ダルさんのオモロDAY

徒然なるわたし・・・と、時々ポワロ。

jasmin jasmin 女医の子育て。

ここちいいところ

このblogですよ~♪

にっぽん子育て応援団


フォローミー!

ほんだな

検索フォーム

QRコード

QRコード

ブロとも申請フォーム

左サイドメニュー

プロフィール

NINA

Author:NINA
地元のこどもたちの元気な育ちを,ご家族と一緒に応援させていただきたいと思いながら,日々診療に取り組んでいます。
家に帰れば一児の母。「楽しい子育て」を目標に奮闘中です。
趣味は音楽と写真。ピアノを弾きながらこどもと童謡を歌ったり,デジタル一眼レフを携えてお散歩したりするのが私のリラックスタイムです。

最近の記事+コメント

最新トラックバック

カレンダー+アーカイブ

カテゴリ

カウンタ

オンライン

現在の閲覧者数:

なかのひと

無料アクセス解析
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。