児童精神科医NINAの休憩室

m3のblogからお引っ越ししました。児童精神科医NINAのblogです。 今は児童も成人も診させていただいている,地方の勤務医です。 日々思ったことを自由に書き留めてみようと思います。 コメント大歓迎! ですが,レスが遅れることがあります。どうぞご了承ください。

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【がんばっているキミへ】 変えられないものを受け容れること…

本日のつぶやき。


変えられないものを受け容れること,
それは自分に余裕があるからこそがんばれることだよね♪


。o○o。+。o○o。+。o○o。+。o○o。+。o○o。+。o○o。+。o○o。+



これまで診察室に通ってくれていた中学生の女の子が,年度末に引っ越すことになりました。

一緒に暮らしているお母さんのことが好きになれなくて,非行っぽいこともいろいろしてきたけど,学校の先生や友達にも支えられてずいぶん落ち着いて過ごせるようになって。

高校進学のタイミングに合わせてお母さんも転職を考えて,ふたりで今よりちょっと便利のいい街へ移ることにしたのだそう。先日ひとりで受診してくれたときにいろいろ話してくれました。

「まわりの環境が変わって知ってるひとも全然いなくなるし,母さんとふたりで家にいるとイライラしそう。でも,今さら母さんがものすごく理想的なひとに変わるとも思えないし自分がうまく諦めるようがんばろうかな,って」

そっか。うまく諦める努力って,とってもよさそうだね。で,まだ諦めきれないうちにイライラしてきたらどうするつもりなの?

「母さんのイヤなところが気になったら母さんのことをどんどんキライになるから,そのときは母さんのいいところを見つけようと思う。いいところがいくつか見つかってきたら,イヤなところがあっても『まぁ仕方ないか』って思えそうだし。いい考えでしょ?」

うん,なるほどね。お母さんのいいところって,たとえばどんなことを思いつく?

「えー,ない(笑)。…いや,あるよ。あっけらかんとしてるところかな。いつも勢いがあるし,裏表がなくて見ててわかりやすいの」

あんなにお母さんを嫌って,恨んで,憎んでいた頃の彼女の姿を知っている私には,彼女のこんなことばがとっても嬉しかった!

新しい家は病院から遠く離れてしまうので,今までのようにちょくちょく通院してもらうのは難しくなりそうだけど,お引っ越ししてからもときどき顔を見せてほしいなぁ。

高校へ進んでも,お母さんと適度に距離を保ちながら,上手に過ごせたらいいね♪


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*Comment

ニーバーの祈り

神よ、

変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。
ラインホールド・ニーバー(大木英夫 訳)
http://home.interlink.or.jp/~suno/yoshi/poetry/p_niebuhr.htm

自分のところに通ってくれているPDDの方に教えてもらいました。自分はクリスチャンではありませんが、よい言葉だと思っています。

同じく

3番目の子どもがASDだと判ったとき、しばらくこの文章を頭の中で繰り返していました;
God, give us grace to accept with serenity the things that cannot be changed, courage to change the things that should be changed, and the wisdom to distinguish the one from the other.
最近読んだ南直哉の本でも同じようなことが述べられていました;;;
ようするに、いかに落としどころを自分で決めるか・・・なのでしょうか?!
  • posted by RAM
  • URL
  • 2010.01/06 18:42分
  • [Edit]

> RAMさん & afcpさん

コメントありがとうございます。

変えられないものを…という件,私のあたまのなかには宇多田ヒカルの曲(Wait&See~リスク~)が浮かんでいました。宇多田さんの歌詞のほうがイマドキらしくちょっと貪欲(そして受け入れられないものを変える力をちょうだいよ…と続きます)ですね。

「落としどころ」ということばが私の中でもとてもしっくりきます。悩んでも腹を立てても,まぁ仕方ないよね,という感じ。一歩前へ踏み出すための,前向きな諦めですよね。
  • posted by NINA
  • URL
  • 2010.01/06 23:38分
  • [Edit]

変えられるもの

相手のことは変えられないけど、自分のことは変えられる。受け止め方、悪い認知を自分で気づいて直していくことはできるんですよね。
この1年間カウンセリングを通して多くのことを学びました。
中学生の女の子がそんなに頑張れるんだから負けていられないです。
ありがとうございました。
  • posted by 新九郎
  • URL
  • 2010.01/07 23:02分
  • [Edit]

そうですね…

自分を苦しめるものの見方のせいで自分がつらくなるなんてもったいないですよね。
こどもたちはある意味おとなよりも柔軟で(まだ思考がシンプルなのかもしれませんが),驚くほど切り替えが早かったりします…私から見てもうらやましいです。
  • posted by NINA
  • URL
  • 2010.01/11 00:37分
  • [Edit]

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Author:NINA
地元のこどもたちの元気な育ちを,ご家族と一緒に応援させていただきたいと思いながら,日々診療に取り組んでいます。
家に帰れば一児の母。「楽しい子育て」を目標に奮闘中です。
趣味は音楽と写真。ピアノを弾きながらこどもと童謡を歌ったり,デジタル一眼レフを携えてお散歩したりするのが私のリラックスタイムです。

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