児童精神科医NINAの休憩室

m3のblogからお引っ越ししました。児童精神科医NINAのblogです。 今は児童も成人も診させていただいている,地方の勤務医です。 日々思ったことを自由に書き留めてみようと思います。 コメント大歓迎! ですが,レスが遅れることがあります。どうぞご了承ください。

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【がんばっているキミへ】 変えられないものを受け容れる,その方法は…

本日のつぶやき。


変えられないものを受け容れる,その方法はいろいろ。
こどもだって,おとなだって,それぞれ自分のやりやすい方法を使えばいいよね!♪


。o○o。+。o○o。+。o○o。+。o○o。+。o○o。+。o○o。+。o○o。+



先日診察室へ来てくれた,保育園の年長さん。

とても頭もよく好奇心旺盛で快活な男の子なのですが,思いついたことをポンポンと口にしちゃうところがあります。

私からみれば,茶目っ気のあるとてもかわいらしい子…でも,保育園先生方にしてみたら,園児みんなをまとめていく上では少々手を焼く存在かもしれません。

そして,いつも保育園先生に怒られてしまうことになるのです…当然保育園に行くのが楽しくなくて。

でも彼にとっての大きな救いは,ご両親や小学生のもお兄ちゃんが彼のよさをよく知ってくれていて,保育園で悲しい思いをしていることもよくわかってくれていること。

お父さんもお母さんも,保育園先生との関係を残念に思いつつも,卒園も近いことだしもう少しの辛抱…と思っていて,お家でも彼に何度もそう言って聞かせていたのだそう。


そんなある日のこと,その話をそばで聞いていたお兄ちゃんが突然彼にこう言ったんだそうです。

「あのさー,その保育園の先生は“先生”じゃなくて“こども”なんだよ。だから何言われても無視しちゃえばいいって」

お母さんは一瞬その場で何と口を挟んでいいかわからなかったとか…。

でも,弟くんにお兄ちゃんのこのアドバイスはとても響いたみたいで,保育園から帰宅しても「先生は“こども”だから仕方ないよね」って笑って言えるようになったとのことでした。

・・・お兄ちゃんパワー,すごい。そしてお兄ちゃんのアドバイスの的確さ(?)にもビックリ。

お母さんによればお兄ちゃんも保育園の先生となかなか折り合いがうまくいかなかったことがあったそうで,「そのとき彼なりに工夫して乗り切ったから,弟にあんなふうに言えるんでしょうね…」と驚いていらっしゃいました。

先生だっておひとりおひとり個性があるわけだし,小学校にあがってもいつも先生との相性がうまく合うとは限らないけれど,上手に割り切りながらほどほどにいい関係を作っていけたらいいね。

そして,できることならひとりでも多くの先生に,彼の個性を懐深く受け入れていただけますように…。

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*Comment

他の先生でもいいかも・・・

末っ子が単位制の昼間定時制高校に通っています。
PTA懇談会で先生との相性が合わない・・・という話題になりました。「こんな先生もいるんだ・・・と思って諦め、他にいい先生を見つけてみては?どの先生も声をかければ、対応しますよ」と仰った先生に心の中で拍手しました。
  • posted by RAM
  • URL
  • 2010.01/07 23:49分
  • [Edit]

こどももまなび、先生もまなぶ

おお、すてきなお兄ちゃん、すてきなご家族ですね。RAMさんのおっしゃるようにどうしても人間同士の相性もありますね。
小学校講師という仕事柄、先生の側の気持ちを聞くこともあります。この保育園の先生も自分なりに必死でやっておられるでしょうね。職員室で若い先生が「今日こういうことがあって、こんな風に感じた。もう我慢できない!許せない!」とおっしゃるのを聞くことも多いのです。
私は息子が児童精神科に通っていて色々経験もあるし、こどもたちがもう高校生ですから、「わー。わかる!!腹立つよね。でも私の歳になるとそれって○○ちゃんがここをこう感じてこう反応した結果だな、って思って、カワイー、がんばって育っていけーって思うんだよ」と思わず答えるような事柄も多いのです。若い先生方には「へ?そういう風に感じる人も居るんだ。信じられません。」と言われます(微笑)。
まさしく、先生も「先生としてはまだこども」で、多くの経験を積むことで「ベテラン」になっていきますね。一度にたくさんの子を相手にするので大変に効率が良く、親よりはだいぶ早くベテラン(おとな)になっていくものだと感じています。
  • posted by ya_tom
  • URL
  • 2010.01/08 08:41分
  • [Edit]

NoTitle

いいお兄ちゃんですね~
同時に教員としても反省しちゃいますね。相性が悪い生徒はいたとしても、そこはおとなが割り切っていかないと!
とは言え、子どもっておとなから言われることより子どもからの言葉で妙に納得することがあると思うので、この子の場合も言ってくれたのがお兄ちゃんだったのが良かったのかもしれませんね。
中3になったら教室復帰を目指して不登校→保健室登校の2年生の3人の生徒と、「教室に戻るにあたって不安なこと」を話し、お互いにアドバイスしあうというワークをやっていた時のことです。一人の生徒が「クラスの子からなんで今まで休んでたの?って聞かれたらどうしよう」といったら、他の子が「風邪引いてたって言えばいいじゃん」って言ったんです。聞いていた私は「1年半も休んでいたんだから、それは無理があるな~」と思ったのですが、本人はそれを聞いて「そっか、そんなに気にすることじゃないんだ」と思って納得したみたいです。それっておとながいくら「気にしなくていいんだよ」なんて言っても伝わらなくても子ども同士だから伝わったんだなって思いました。私も、その子に助けられたな~って感謝しました。ちなみにそのナイスアドバイスした生徒の不安は「休んでいて体力が落ちているだろうから体育の授業が心配」だったのでこっそり笑っちゃいましたけど・・・
  • posted by ubachan
  • URL
  • 2010.01/10 23:43分
  • [Edit]

> RAMさん

こどもたちが担任の先生を選ぶことってできませんからね~。
でも,担任以外に信頼できる先生が見つけるのもひとつの方法だと私も思います。
先生の良し悪しもあるけれど,やっぱり相性っていう要素もありますもんね。
  • posted by NINA
  • URL
  • 2010.01/11 00:40分
  • [Edit]

> ya_tomさん

コメントありがとうございます。
私も,学校の先生に患者さんとしてお迎えする機会もあるので,先生方の立場の大変さに共感することもよくあります。
私たち医師もそうですけど,やっぱり現場で経験を積ませていただきながら成長していくわけで,対象者(私たちなら患者さん,先生方ならこどもたち)に「教えてくれてありがとう」って姿勢はもっていたいな,と思ったりします。
ううむ,がんばります!(自分が反省…)
  • posted by NINA
  • URL
  • 2010.01/11 00:50分
  • [Edit]

> ubachanさん

本当に,こどもたち同士で与え合う気付きって,おとながどんなにがんばっても伝えきれないことがピピピッ☆って伝わっていたりするから不思議ですよね。自分の無力さを思い知らされる瞬間でもあり,こどもたちの潜在的なパワーのすごさが嬉しい瞬間でもあり…。
こども同士も,おとなとこどもも,そしておとな同士も,相手を認め合って尊重し合って過ごしていけたらいちばんいいですね♪
  • posted by NINA
  • URL
  • 2010.01/11 00:56分
  • [Edit]

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Author:NINA
地元のこどもたちの元気な育ちを,ご家族と一緒に応援させていただきたいと思いながら,日々診療に取り組んでいます。
家に帰れば一児の母。「楽しい子育て」を目標に奮闘中です。
趣味は音楽と写真。ピアノを弾きながらこどもと童謡を歌ったり,デジタル一眼レフを携えてお散歩したりするのが私のリラックスタイムです。

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