児童精神科医NINAの休憩室

m3のblogからお引っ越ししました。児童精神科医NINAのblogです。 今は児童も成人も診させていただいている,地方の勤務医です。 日々思ったことを自由に書き留めてみようと思います。 コメント大歓迎! ですが,レスが遅れることがあります。どうぞご了承ください。

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【こどもの育ちを支えるあなたへ】 こどもたちを支援するときいちばん大切なことは,…

本日のつぶやき。


こどもたちを支援するときいちばん大切なことは,
こどもたち自身の可能性を心から信じているってことなのかもね♪


。o○o。+。o○o。+。o○o。+。o○o。+。o○o。+。o○o。+。o○o。+




今日はある研修を受けるために上京しています。

朝からずっとワクワクするような刺激を受け続けて,脳が今も情報をモグモグ噛み砕いている感じ。

研修のなかで,教育現場にいらっしゃる先生のお話を聴くことができました。

学校先生方がよりこどもたちに届くような教え方を学ぶための活動に長年携わっていらっしゃる先生

私たち医師にとっては,学校先生から講義していただけるなんてなかなか機会のないこと。
私がこれまで知らなかった新しい知識もたくさんいただけたし,大きく頷きたくなるような話題もたくさんあったのですが,なかでも心に残ったのはこのことば。


教師にとって「技術」が占める割合は約8%,「」が占める割合は約7%。

残りの80%以上は,「こども自身が伸びていく可能性」。


思わず声を上げそうになりました。

だって,私の臨床姿勢とあまりにも似ていたから…。



診療・面接技術を磨くこともとっても大切だと思うし,患者さんやご家族に情を持って接することも必要だと思う。

そのふたつなしには臨床はうまくいきっこないと思ってる。

でも私は心のなかで,こどもたちはちゃんと自分で元気を取り戻す方法を知っていて,そのための力ももっていて,私にできることはただこどもたちの力がいちばん発揮しやすくなるようなお手伝いをご家族と一緒にすることくらいだろうと思っているのです。


だから,患者さんが元気になって診察室から「卒業」していくたびに,嬉しいと同時に「元気を取り戻してくれたのは嬉しいけど,何にもお手伝いできなかった気がするなぁ…」と感じたりもして。

でも,それって患者さんの可能性を信じることができていた,という見方もできるかも知れない。


医者のくせにそんな他力本願なことでいいのか,という迷いもなくはないのですが(笑),技術を磨きつつ,情を忘れず,患者さんの可能性を少しでも活かせるように(少なくとも邪魔だけは絶対にしないように!)これからもこどもたちやご家族と関わらせていただけたら嬉しいなぁ…♪

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*Comment

なんとなく・・・

3つの要素って、おひな様の菱餅みたいですね。
私の場合、普段は放って置いてくれ、困ったときだけヒントをくれる人が好きです。
  • posted by RAM
  • URL
  • 2010.02/12 04:02分
  • [Edit]

> RAMさん

菱餅みたいになったのは私の色の選択のせいかも…。

先日の湿潤両方の話と似てますが、私はできるだけ余計なお世話をしないようにしようと心掛けてます。
外来もこどもさんと親御さんの直近の心配事が解決したら一旦終結にしちゃう…また何かあったらいつでも診療再開しますよ、と約束して。
  • posted by NINA
  • URL
  • 2010.02/12 12:42分
  • [Edit]

とってもいい講義ですね!

僕も接していると
「先生に治してもらおう」っていう人が
多い印象です。

特に精神科の場合、
先生にもワーカーにもできる範囲って
本人がよりよく生きていくための生活を整えることなのかなぁ
って思います。
そこから先は、自分でやってもらわないと
おんなじことの繰り返しになっちゃいますし。

もちろん、自分でできるようになるための
応援や励ましが必要で、
僕らが磨くべきはそのための技術であり、
持つべき愛情でもある
と思いました。
  • posted by 素が屋
  • URL
  • 2010.02/12 14:41分
  • [Edit]

> 素が屋さん

古典的な医者のイメージだと,「どれ,私が治してあげよう」的な雰囲気になるのでしょうけど…外科系とかは今でも“医師が手術して病気の部分を切って貼ってなんぼ”みたいなところがありますが,精神科は医師ひとりにできることって本当に少ないですから…だからこそ,患者さん自身の自己回復力を心から信じて,どうすればその力を発揮しやすくなるかというところに心を砕くのがプロの仕事!ということになるんだろうな,と思います。
  • posted by NINA
  • URL
  • 2010.02/12 21:22分
  • [Edit]

発達障害

初めまして。
児童精神科の先生なんですね!
私、児童精神科と小児神経科の違いがよく分からないんです。
両者とも発達障害の子供の診察するらしいですし。
児童精神科医は少ないらしいですね。
私の地域ではこども病院に小児精神科がありますが、
これは児童精神科と一緒と考えていいかわかりません。
大学病院は「小児科」「精神神経科」ともに子供の精神疾患、発達障害を扱うらしいです。
  • posted by のんびり~ママ
  • URL
  • 2010.02/13 16:55分
  • [Edit]

> のんびり~ママ

初めまして! コメントありがとうございます。

そうですね,小児神経科と児童精神科のお仕事は一部重なるので,たしかに違いがわかりにくいと思います。
発達障害のこどもたちはどちらを受診することも考えられますね。
小児神経科は,神経に関連する身体の問題も専門にしています…てんかん,脳性麻痺,ミトコンドリア病などの神経筋疾患とか。小児科出身の先生が担当することが多いです。
児童精神科は,神経系の発達と関係のない精神の問題も扱います。うつ病,統合失調症,摂食障害,などなど。そして精神科出身の先生が多いです。
えーと…なんとなくイメージわきますか(笑)? うまく説明できなくてすみません。

小児精神科と児童精神科はほぼ同じではないかと思います。

大学病院は幅広い役割を求められるので,お互いの診療範囲がオーバーラップしていることが多そうですね。この場合は,年齢が低いうちは小児科に掛かることが多くて,中学生くらいから精神科を受診する方も増えてくる印象…あとは主訴が身体(立ちくらみ,腹痛など)の症状か,心の症状(抑うつ気分,不眠など)かでも分かれるかも知れません。

いずれにしても,はっきりした線引きはなくて,地域の実情によってなんとなくそれぞれの役割分担が決まっているというくらい感じかな,と想像しています。

また遊びにいらしてくださいね♪
  • posted by NINA
  • URL
  • 2010.02/13 23:27分
  • [Edit]

本当にそのとおりだと思います。そして

さらに、児童思春期専門の精神科に通っている次男の様子と学校の先生方の関係、自分自身(小学校講師)と教え子たちの様子を見ていて、もう一歩踏み込んで信じていることがあります。

相手の人が「君には無限の可能性がある。ちゃんと自分で歩いていく力があるのを知ってるよ。でも困っているなら力になれるかな」と思っているか「困った子だね。面倒みて直してあげるから、私の言う事を聞いてね」と思っているか、こども自身に感じ取る力が絶対にあると思うんです。こどもたちは無意識かもしれませんが、絶対に感じ取っているような気がするのです。

相手が個人でも集団でも、本気で信じてこどもの前に立たないと、こどもたちはその力を発揮しにくいように思います。(しにくいだけで、出来ないわけではないと思います。)

荒れているとレッテルを貼られたクラスで、信じている人と信じていない人が前に立った時の差は本当に顕著に見える、としか思えない現象を数多く見てきました。教員としてのキャリアとか風格とか技術は関係ない。新任の先生で信じている人の下手な語りかけにちゃんとこどもたちは応える。信じて待つ人の前だとノビノビと力が発揮できるらしい。そんなことって本当にあるかな、と不思議に思えてしかたありませんが、こどもは相手の心の中が読めているとしか考えられないんです。こどもってやっぱりすごい!
  • posted by ya_tom
  • URL
  • 2010.02/15 01:06分
  • [Edit]

> ya_tomさん

とっても熱い,ステキなコメントをありがとうございます!

本当にそうですね,自分が信じてもらえているかどうか,こどもたちはおとなの気持ちを絶対に感じ取っていると思います。

支援がうまく届くjかどうかは,支援するおとなのキャリアの問題だけじゃないですよね。いちばん大切なことを忘れずにこどもたちと向き合えたらいいなぁ…と思います!
  • posted by NINA
  • URL
  • 2010.02/17 08:14分
  • [Edit]

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Author:NINA
地元のこどもたちの元気な育ちを,ご家族と一緒に応援させていただきたいと思いながら,日々診療に取り組んでいます。
家に帰れば一児の母。「楽しい子育て」を目標に奮闘中です。
趣味は音楽と写真。ピアノを弾きながらこどもと童謡を歌ったり,デジタル一眼レフを携えてお散歩したりするのが私のリラックスタイムです。

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