児童精神科医NINAの休憩室

m3のblogからお引っ越ししました。児童精神科医NINAのblogです。 今は児童も成人も診させていただいている,地方の勤務医です。 日々思ったことを自由に書き留めてみようと思います。 コメント大歓迎! ですが,レスが遅れることがあります。どうぞご了承ください。

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【学校生活】がんばれ,特別支援教育!

なんだか先週から今週にかけてアウトプット作業がとても多かったので,神戸の学会で少々のインプットをしたくらいでは私のあたまはまだおなかぺこぺこな感じです。

そのせいもあってか,やたら仕事関連の本を買ってしまっているここ数日間。

それでも,神戸の学会でご講演をお聞きしてどうしてもご挨拶させていただきたくなった先生(もちろん初対面)と直接お話しすることができたりアドバイスをいただけたりしたことはとてもHAPPYなことでした。
絶対に今後の仕事に活かそうと固くココロに誓いました…数年後では済まないくらい先の話になってしまうかもしれないけれど。



さて,先日mooさんにTBいただいた件について,改めて考えてみました。

特別な支援が必要なこどもたちの学習支援について,私自身も学校の先生方にはとても期待していますし,実際にもうすでに頼りにさせていただいていたりするケースもたくさんあります。


が。


私が診察室でお会いする「こどもたち」の大部分は高校生。

そして,連携を取らせていただいたたこどもたちの担任の先生から「特別支援教育」だとか「個別指導計画」「個別教育支援計画」といったことばをお聞きしたことは私の記憶の限りではこれまでにたった1回しかありません。


もちろん小中学生の患者さんにお会いする機会だってあって,ほぼ全例で担任と連携を取らせていただいていますが…学校のほうで個別教育支援している,と積極的に教えてくださるようなケースにはまだ出会ったことがなくて。

先日の文科省の発表を見て,私が地元で感じているイメージとあまりにかけ離れているのがとっても不思議だったのですが,先日たまたま某市の教育相談員さんとお話をする機会があって,その謎が解けました。


個別教育支援計画のフェイスシート,やっぱり小学校・中学校ではかなりの数の学校で作成済みなのだそう。

じゃあそれが支援にバリバリ活かされているかというと,そこがまだまだだとおっしゃるのです。


いったいどういうことか。


「個別の支援を始めるには,まずは親御さんに『おたくのこどもさんには特別支援の必要性があると思うので,こういうかたちで始めますね』と説明しないといけないけれど,そこができていなくて具体的なサポートは始められていない状態,っていうこどもさんがとても多いんですよ。そういう状況がほとんどの学校で起きていて…」と。

つまり,学校のほうには「個別指導計画」や「個別教育支援計画」を始める心づもりはあっていろいろと準備は進めているけれど,それはあくまで書式を練り上げて完成をみたというレベルにとどまっていて,家族の同意を得てこどもたちに対する具体的な指導・支援を始めるにはまだ至っていないということ。

もしかしたら私の住む地域だけのことなのかもしれないけれど,データ上に現れない裏のカラクリを知らされて軽くショックを受けたのでした。


…せっかく作ったんだから,日々の支援に活用しなきゃもったいないじゃない!?

私の診察室に通ってくれるようなご縁のあったこどもたちのためにも,もっともっと積極的に学校にプレッシャーをかけてもいいのかもしれないな,と改めて感じました。学校には嫌われるかもしれないけれど(笑)。


そんなわけで,まだまだ塾への期待を完全には捨てきれずにいますが…,
そして,特別支援学校への期待も高まってしまいますが…,

タテマエだけじゃない,こどもたちにとって本当に必要な支援が得られる場を見つけ出す嗅覚は私自身これからも研ぎ澄ませていたいな,と思います。

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Author:NINA
地元のこどもたちの元気な育ちを,ご家族と一緒に応援させていただきたいと思いながら,日々診療に取り組んでいます。
家に帰れば一児の母。「楽しい子育て」を目標に奮闘中です。
趣味は音楽と写真。ピアノを弾きながらこどもと童謡を歌ったり,デジタル一眼レフを携えてお散歩したりするのが私のリラックスタイムです。

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