児童精神科医NINAの休憩室

m3のblogからお引っ越ししました。児童精神科医NINAのblogです。 今は児童も成人も診させていただいている,地方の勤務医です。 日々思ったことを自由に書き留めてみようと思います。 コメント大歓迎! ですが,レスが遅れることがあります。どうぞご了承ください。

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【発達障害のこと】おとなのADHD

この頃、ときどき診察室でADHDをもつ成人の患者さんにお会いすることがあります。


こどもの頃のように多動が目立つ、というケースは少ないけれど、集中力が続かなかったり衝動性があったり。

こどもの時期よりも周囲からの要求水準は高いし、見た目だけからは症状はわかってもらいにくいし、心ないことばで傷つけられたり失敗=失職になったりして、とても大変だなぁ…って毎回思わされます。

こどもたちのように薬物療法ができたらいいのだけど、今のところADHD治療薬は18歳未満にしか適応がないですもんね…。


外来でできることといったら、就労のための社会資源の使い方を情報提供して関係機関へおつなぎするとか、ご希望があれば精神障害者としての手帳を取るための診断書をお作りするとか(高機能じゃ療育手帳も取れませんし…)、必要に応じて二次障害への薬物療法をするとか、ごく限られた現実的なフォローのみ。

「申し訳ないけど、これくらいのことしかできなくて」ってお話しながらつい謝ってしまうのです。


地域によっては当事者グループができていたりしますから、そういう場で仲間と知り合って支え合い励まし合いできたら、医療とはまた違ったかたちでのサポートも得られるのでしょうね。


…私の住む地域にもあったらいいんだけどな。
いつか作っちゃう?!
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*Comment

大人の発達障害

大人の発達障害です。
私は広汎性発達障害とADHDなんだけど。
やっぱり 社会に出てからの方が特性のために困った事がたくさんあります。
私は病院のクリニックのデイケアに5年通っていろんなことを教えてもらいました。
人間関係の築き方の基礎を教えてもらったりね。
こういう場って大切かもしれませんね。

今は発達障害についてすごく勉強して自分を理解したうえで職場の人に理解してもらえるように努力しています。

主治医の先生はすごくいい先生で『発達障害』専門だから先生から教えてもらった事もたくさんあります。
自分を理解できるように特性について説明していく。。。このことも大事ですね。
  • posted by 理紗
  • URL
  • 2009.09/08 20:31分
  • [Edit]

お久しぶりです

 いつも楽しく拝見させて頂いています。ADHDの成人の方、私のところにも、よく来られます。何となく悩みを聞いて、意味もなく盛り上がったりして(?)、何となく「しゃーないか」何て言って、で、また、ひきつづき、診察を続けたりしています。

 当事者グループ、楽しみですね、是非、また、新しい試みの報告、期待しています。

 ところで、全然、話はずれますが・・
 精神科医同士だって、ときとして、多動児の当事者グループみたいですよね。
 少し前も、数人で会議、ついでに弁当も一緒に食べたりもしましたが、よくもまぁ、皆、食べながらも、喋る喋る、それも自分のことばかりで、人の話は全然聞いていない・・私と同じような仕事をしている精神科医は、こんな人が大半です。
  • posted by papamama0117
  • URL
  • 2009.09/09 00:56分
  • [Edit]

> 理紗さん

コメントありがとうございます。

前のblogでもコメントいただいたこと,ありましたよね。
今もお仕事にも前向きに頑張っていらっしゃるんですね!

発達障害の特性(というよりも自分自身の特性…得意なことも苦手なことも含めて)を自分でよく知っておくこと。
それをうまく相手を選んで(力になってくれそうな信頼できそうな人に)うまく説明して必要なときにはサポートしてもらうこと。
サポートしてもらうことへの感謝の気持ちが相手にちゃんと伝えられること。
そのあたりがクリアできるとずいぶん過ごしやすくなられるんじゃないのかな,と思います。

発達障害があってもなくても誰でも得意なことや苦手なことはあるわけだし,苦手なことも含めて「そんな自分が好き」「自分ってなかなかがんばってるなぁ」って思えることも大切ですよね。

また遊びにいらしてくださいね~。
  • posted by NINA
  • URL
  • 2009.09/09 01:29分
  • [Edit]

> papamama0117先生

ご無沙汰しております。コメントありがとうございます♪

先生のおっしゃる「しゃーないか」と思えるという感覚,とても大事だと私も思います!
こんな例えは不謹慎でおかしいかもしれないけど,不器用に生まれたことやブスに生まれたこと(あ,それは私か),そんな感じで「しゃーないか,これが自分なんだし」と明るく諦めて,じゃあ自分にはどんなよさがあるんだろう,そっちをうまく活かしていこう,って割り切る感覚というか。
誰のせいでもないんだし,誰かを恨んだり自分を憎んだりしても仕方のないことですよね。だからこそそういう苦手さも含めて自分のことは好きでいてほしいな,とどの患者さんにお会いしても思ってしまいます。

こどもの患者さんを診たがったり,発達障害診療が好きだったりする医師からは特に発達障害特有の香りがする確率が高いように私も感じています。あ,もちろん私自身もです(笑)。もしかしたら発達障害の患者さんたちのどこかに親和性を感じて,だからこそ何か力になりたいと思ってしまうのかも知れません。
  • posted by NINA
  • URL
  • 2009.09/09 01:48分
  • [Edit]

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Author:NINA
地元のこどもたちの元気な育ちを,ご家族と一緒に応援させていただきたいと思いながら,日々診療に取り組んでいます。
家に帰れば一児の母。「楽しい子育て」を目標に奮闘中です。
趣味は音楽と写真。ピアノを弾きながらこどもと童謡を歌ったり,デジタル一眼レフを携えてお散歩したりするのが私のリラックスタイムです。

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